市政20周年を迎えた瀬戸内市の歩み
平成16年11月1日に牛窓町、邑久町、長船町が合併して誕生した瀬戸内市。合併の目的は、効率的な行政運営や住民サービスの向上でした。
市名は「瀬戸内海」にちなんでおり、穏やかな海と豊かな自然環境を象徴して命名されました。
◆瀬戸内市20年のあゆみ
平成16年 | 瀬戸内市誕生 |
平成17年 | 岡山ブルーライン「瀬戸内インターチェンジ」開通 密陽市(大韓民国)と友好交流協定締結(日本側協定) |
平成18年 | 密陽市(大韓民国)と友好交流協定締結(韓国側協定) 長崎県対馬市と姉妹市縁組締結 市のマスコットキャラクター「セットちゃん」誕生 |
平成20年 | 瀬戸内市観光センター「瀬戸内きらり館」オープン |
平成22年 | 瀬戸内市市立美術館オープン |
平成23年 | 錦海塩田跡地取得 市道「南北線」開通 |
平成28年 | 瀬戸内市民図書館「もみわ広場」オープン 瀬戸内市民病院オープン |
平成30年 | 瀬戸内kirei太陽光発電所竣工 |
令和2年 | 国宝「太刀 無銘 一文字(山鳥毛)」取得 |
令和3年 | 旧牛窓診療所をリノベーションした文芸的な公共施設「牛窓テレモーク」オープン |
令和4年 | トロンボーン奏者 馬場桜佑さんがせとうちPR大使に就任 |
令和5年 | 長船支所リニューアルオープン 本庁舎西棟事務所オープン 岡山県内初「女子野球タウン認定」締結 |
令和6年 | 牛窓学校給食調理場を閉鎖し、邑久・牛窓学校給食調理場へ統合 ゆめトピア長船が文化・教育施設としてリニューアルオープン |
◆武久顕也瀬戸内市長
合併当初から、交通インフラや公共施設の整備が大きな課題でしたが、市道の南北道が開通し、図書館や美術館、病院の整備も実現しました。
浸水被害対策として綿海塩田跡地を取得し、メガソーラー発電所の誘致が出来ました。これは、セロカーボンシティに向けた重要な一歩です。
また、多くの方々方の協力で国宝「太刀 無名 一文字(山鳥毛)」のクラウドファンディングも達成し、里帰りした山鳥毛を備前長船刀剣博物館に展示することができるようになりましたとこの20年を振り返ります。
◆瀬戸内市市制施行20周年の記念誌
瀬戸内市のあゆみで20年を振り返るとともに、現在瀬戸内市が未来に向けて取り組んでいるプロジェクトなどを紹介した冊子を掲載しております。ぜひご覧ください。
◆20周年を記念した「瀬戸内市誕生20周年記念式典」を開催
令和6年に市制施行20周年という重要な節目を迎えた瀬戸内市は、令和6年11月2日(土曜日)にゆめトピア長船夢いっぱいホール(瀬戸内市長船町)で「瀬戸内市誕生20周年記念式典」を開催しました。
約400名の出席者とともに、瀬戸内市の歴史を振り返り、節目を祝いました。
式典は、和太鼓集団「名刀太鼓」の力強い演奏で幕を開け、地域の伝統と祝賀ムードが融合した盛大なスタートとなりました。
その後、瀬戸内アーツカウンシルの弦楽四重奏が続き、特別に集結した4名の演奏家(ヴァイオリンの長坂拓巳氏と中井太一氏、ヴィオラの石倉衣里子氏、チェロの佐藤陽一氏)による調和の取れた演奏は、瀬戸内市の20年間の歩みを映像とともに振り返る感動的なオープニングを演出しました。
スペシャルアンサンブルの演奏に合わせて国歌斉唱が行われ、その後、武久顕也市長の式辞と小谷和志瀬戸内市議会議長の挨拶が続きました。さらに、衆議院議員の山下貴司氏、津村啓介氏、参議院議員の谷合正明氏、小野田紀美氏、岡山県副知事上坊勝則氏、岡山県議会議員神宝謙一氏など、多数の来賓から祝辞が述べられました。
また、県内の市長、市議会議長に加え、姉妹市である長崎県対馬市の比田勝市長や友好交流協定を結ぶ大韓民国・密陽(ミリャン)市の安市長も出席し、国際的なつながりを強調しました。式典では、多くの祝電やメッセージも寄せられ、市の発展と20年の歴史を多くの人々が祝福しました。
記念式典では、多彩な記念アトラクションが行われました。最初に、瀬戸内市の20年の歩みと未来への希望を描いた記念映像が放映され、市の魅力が詰まった内容に観客は魅了されていました。
その後、せとうちこども合唱団「ティンカーベル」が「ありがとうの花」を歌い、感動的な雰囲気を演出しました。
この合唱には瀬戸内市出身のトロンボーン奏者で「せとうちPR大使」の馬場桜佑さんが参加し、華麗な演奏で彩りを添えました。また、市のマスコットキャラクター「セットちゃん」も子どもたちと一緒に踊り、会場を盛り上げました。
最後に、会場の参加者全員で瀬戸内市のイメージソング「ふらり 瀬戸内 いいきもち」を合唱しました。イメージソングは瀬戸内市のホームーページよりご視聴いただけます。
式典では、「未来をつくる、私たちの想い」をテーマにしたトークセッションが行われました。登壇者には、元文部科学事務次官の山中伸一氏、武久顕也市長、そして県立邑久高校、市立牛窓中学校、邑久中学校、長船中学校、S高等学校の代表生徒6名が参加しました。
コーディネーターを務めたのは、岡山大学教育推進機構の吉川幸准教授です。セッションでは、学生たちがそれぞれの視点から地域への想いや将来の抱負を語り、地元への貢献と可能性への決意を共有しました。この対話を通じて、多世代の参加者が瀬戸内市の未来についてのビジョンを共有する貴重な機会となりました。
瀬戸内市では、これからも市民の皆さま、瀬戸内市を応援してくださる皆さまと共に、しあわせが実感できるまちづくりを進めていきます。